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なぜ本嫌いの小6の男の子が「銀河鉄道の夜」を立ち読みするまでになったのか

なぜ本嫌いの小6の男の子が「銀河鉄道の夜」を立ち読みするまでになったのか。お母さんのいない男の子がいました。本が苦手で、漢字の練習も嫌いで、心配したおばあちゃんが塾に通わせてくれてました。


なぜ本嫌いの小6の男の子が「銀河鉄道の夜」を立ち読みするまでになったのか

昨日は「本物を知る」ということについて書きました。

まだの方はぜひ一読いただければと思います。

本物を知る

一流とか本物とかプロといわれる人や世界に、

日常的に触れられるということは中々ないのではないかとは思うのですが、

一つだけ、日常で毎日でも触れられるものがあります。

何だと思いますか?

 


 

正解は、

本です!

 

本はいつも手元に置くことができ、いつでも開くことができます。

人それぞれ好みはありますが、

一流とか本物といえる名作はたくさんあります。

 

みなさんにとっての名作は何ですか?

 

私は、自分の趣味としても読書は大好きで

たくさんのジャンルの本を読みますが、

仕事柄、子どもに読んで欲しい本や、絵本などもたくさん読んできています。

 

今日はその私が選んだ本物の名作を一つ紹介したいと思います。

 


 

私にとって、「子どもと共に読む本」としての名作は(好みはあると思いますが)

宮沢賢治「銀河鉄道の夜」

です。

 

この作品は、読んだ方もみえると思いますが、

子どもが読むには難解な作品かもしれません。

また、大人が読んでもよくわからないという方もたくさんいます。

 

私も初めはそうでした。

 

でも、なぜかこの作品は読む機会が何度か訪れ、

ある時、自ら「もう1回、ちゃんと読み直してみよう。」

と手に取った時には、

「今までなぜこの本を読んでこの目の前に広がる世界が見えなかったのだろう・・・」

と思うほどに、私の前に銀河の世界が広がったのです、(笑)

 

以来、虜になって、

何回読んだかわからないほどに、

さそりの話のところは、暗記するほど読み込んだのです。

 

もちろん子どもたちとも一緒に読みました。(小6)

よくわからない建造物が出るので、一緒に想像して絵を描いたり

曲もあったので、女の子に演奏してもらって歌ったり、

リンドウの花や星座を調べたり、

 

ワークを無視して勝手な授業していたので、クレームがきたこともありましたが

今はそれもいい思い出です(笑)

 

読めば読むほど、探れば探るほど、世界が広がっていきました。

こちらが自然に差し出せば、子どもも自然にこの本の世界に入っていきました。

 

そして、一年かけてこの話を少しずつ、子どもたちと読んだのですが、

6年生最後の授業の時に、

とうとう銀河鉄道の旅もフィナーレを迎えるというタイミングになり、

最後の授業では、ジョバンニとカムパネルラ(登場人物の名前)の最後を見届け

感想文を書いて終わろう、となりました。

 

みんな、ジョバンニとカムパネルラの行方を楽しみにしていました。

 

そして、最後の授業が無事終わって、感想文を書いてもらったのですが

その生徒の中に、お母さんのいない男の子がいました。

言葉数も少なく、本を読むとか、漢字を練習するのが大嫌いで

心配したおばあちゃんが塾に通わせてくれていた子でした。

 

最後の感想文も

「ちゃんと書けたかな、おもしろかったです、の一言で終わってないかな。」

と心配には思いましたが、

読んでみて驚きました。

 

「僕は先生にあやまらなければいけないことがあります。

それは、先生やみんなとの最後の授業で、銀河鉄道の夜も最後で

みんな楽しみにしていたのに、

僕はどうしても、ジョバンニがどうなったか知りたくて本屋で立ち読みをしてしまい、

先生の授業の前に最後を知ってしまっていました。

本当にごめんなさい。」

 

と書かれてありました。

 

 

 

私はこれを読んで、子どもたちの前で涙が止まりませんでした。

先に彼が読んでしまったことを責めるわけがありません。

本が嫌いだった彼が、本屋でこの本を探したのですから。

 


1年かけて読めるこの作品は間違いなく、

名作であり、本物だと思います。

 

灘中学の伝説の国語教師の橋本先生は「銀の匙」という作品を3年かけて

教材として使ったそうです。

 

一つの作品から、たくさんの知識の寄り道をしながら

でもその寄り道の知識でさえも、その作品のバックグラウンドにあって

一つの作品として成しているというのが「本物」と云える所以ではないかと思います。

 

私はこの1年の間に、子どもたちとわからないことや、わからない語句を

たくさん調べ上げました。

わからない世界観は子どもたちと話し合いました。

 

「銀河鉄道の夜」では正解がないこともたくさんありましたが

それでも良かったと思っています。

 

とても楽しかったです。

 

 

国語の授業というのはこうありたいと私は思っています。

 

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  1. 2016年 2月 03日

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