漢字で学ぶと目から入る情報は桁違い!!

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なぜ幼児のA君はお手伝いをするようになったのか

子どもは、チェックされている、試されていると感じると、強要されていると感じ始めます。

子どもにとっては遊びが学びであることを忘れないでください。


なぜ幼児のA君はお手伝いをするようになったのか

 

ルピナスでは、幼児の授業では絵本を使い、漢字も取り入れてますが

絵本での読み聞かせの後に「追体験」というのを取り入れています。

 

幼児のA君はこの追体験により、お手伝いをするようになりました。


追体験とは

幼児の授業で取り上げた絵本の中で、スープを作る場面が出てくるお話がありました。

子どもは食べ物が出てくるお話への食いつきがとてもいいですよね(笑)

だから実際に絵本に出てきたスープを作ってみようということにしました。

 

これが「追体験」です。

絵本で学んだあとに、実際に内容に触れることをやってみる、ということです。

 

たださすがにスープ作りは授業ではできないので、

日曜日にお母さんに作ってもらって、感想を聞かせてね、ということにしました。

 

絵本に出てきたスープはタンポポのコンソメスープでしたので

実際にタンポポが飾り付けられるとよいとは思いますが、

絵本の中ではスープをおいしくするための歌というか節がついていたので、

それを授業で覚えて、お母さんが歌いながらスープを作ってくださることになりました。

(授業では毎回お母さまも見学されています)

 

 

後日、スープ作りの報告を聞いたところ、

A君が、今までしてくれたことのないお手伝いをしてくれたそうです。

 

まだほとんど字が書けないのに、お母さんが作り方を忘れないようにと

スープのレシピも頑張って書いてくれたそうです。

一緒にリズムをつけながらとても楽しくスープ作りができたことを報告してくださいました。

 


 

このように

絵本を読んで終わりにせず、追体験をさせると

本だけでなく、追随することにも驚くほど興味が出てくるようになります。

 

授業では、これまでにも

絵本の中で「お茶会」が出てきたので、実際にお茶会をしたり、

においをかぎ分けるゴリラが出てきたので、自分たちも目隠しをして目の前にあるものの匂い当てをしたり、

お魚のお話では、実際に針のついた釣竿で釣りごっこをしたりと

 

本当は本物を体験させてあげたいのですが、それでも少しでも

絵本の世界を体験できるように考えています。

季節もなるべく取り入れて扱っています。

 

そんな大きな遊びだけでなく、

授業で使った漢字を、後で遊びに使うというのも追体験です。

 

絵本で読み学んだことに触れることがすべて追体験になります。

 

本を読むだけでも十分な学びですが、

「追体験」があると、学びはさらに深まり、知恵や知識をつける土台になります。

 

先日の「なぜ本嫌いの小6の男の子が銀河鉄道の夜を立ち読みするまでになったのか」という記事がありましたが、

あの授業はまさに、この追体験の連続で、

追体験があったからこそ1年もかけて読み深めることができました。

(まだの方はこちら→なぜ本嫌いの小6の男の子が・・・

だからこそ、本嫌いの男の子が立ち読みしてまでも

本を読むようになったのだと思います。

 

追体験は、既成の塾や学校の授業からも飛び出て、

好奇心の赴くまま、全てを学びにする体験です。

本をベースに置きながら、学びの世界を広げるものです。

 

 

実は私は、銀河鉄道の夜の授業をした時には新人先生で、

塾での国語の授業というものを知らなかったので

自分の考えた授業を勝手にやっていました。

 

でもその後、こういった形の授業はできず、

20年経って独立し、このルピナスでやっと復活することができました。

 


家での追体験

 

家で「追体験」を取り入れたい場合、

毎回の読み聞かせで考えることは大変だと思いますので、

毎回取り入れなくてもいいと思います。

 

ただ、どんなことも「追体験」になり得ますので、

お母さまの方で意識してみると、今まで絵本を読むだけで終わっていたのと

違いを感じることができるようになると思います。

 

例えば、気に入った絵本があったなら、

「同じ人が描いた他の絵本を探してみよう」

と、子どもと図書館へ出かけて一緒に本を探す。

 

絵本で出てきた知らないこと(動物など)が出てきたら、

ネットなどで必ず調べてみる(画像を見るだけでもよい)。

 

本を読み終わった後に本についての質問をクイズのようにしてみる、などでもよいと思います。

本をパタンと閉じた後に

 

「では問題です、この絵本に出てきたうさぎさんの名前はなんだったでしょう。」

「女の子がはいていた靴の色は何色だったでしょう。」

 

でもいいのです。

次から、もっと読み聞かせに集中したり、観察するようになるかもしれません。

 

ただ、あくまでも、どんな追体験も遊び心を大切にしてください。

子どもは、チェックされている、試されていると感じると、

読み聞かせも強要されていると感じ始めるからです。

子どもにとっては遊びが学びであることを忘れないでください。

 

海が出てきたら、海を見に行ってみよう。

そら豆君シリーズがありますが、そら豆を実際に買ってきて

そら豆のベッドを確かめてみよう。

 

なんでもいいと思います。

ちょっとでも、読んだ本と結びついているだけでよいのです。


この後もA君がいつも継続的にお手伝いをしてくれるようになったわけではないと思いますが

それでもお母さんから頼んでしたことではなく

自ら喜んでお手伝いしたり、字を書くきっかけを持ったことが

よい体験になったことには間違いないと思います。

 

 

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