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なぜ命をかけてそんなバカなことをするのか論(映画ザ・ウォーク 綱渡りの男)

なぜ命をかけて綱渡りをするのか、2人の意見は同じでした。

「バカじゃない!?」


なぜ命をかけてそんなバカなことをするのか論

先日、探していた絵本が本屋の前で積まれているのを見つけました。

この絵本は最近の絵本ではなかったので「なぜ?」

と思いましたが、映画化されたということを知りました。

 

今公開中の「ザ・ウォーク」です。

絵本のタイトルは「綱渡りの男」です。

 

探していたこともあり、即買いしました。

今回は幼児向けではないかと思ったので、

小学生の授業と、私が不定期開催している「大人の国語」という会で読むことにしました。

 

小学生は現在は2年生の女の子と6年生の男の子と2人でやっていますが、

早速、そこで披露しました。

 

ちなみに私はワンルームマンションの1室で、

ひっそり塾を営んでいますのでこの少人数ですが、

国語から社会から英語から、授業の型にとらわれず、

学ぶことの本質を楽しんでいるところがいいところだと思っています。

 

今日はその小学生と、この「綱渡りの男」を読んだ話をします。


IMG_2402 (1)

ネタバレはあまりしない方が良さそうなので、ざっくりしたストーリーを紹介すると、

大道芸人の男が、ニューヨークにある二つの高層ビルにロープをかけて綱渡りをするというお話です。

 

 

私は絵本の読み聞かせの時には、合間に質問をはさんでいきます。

今回はかなり盛り上がりました。

 

盛り上がりのポイントは大きいところで2つありました。

 

一つは、どうやって2つのビルに縄をかけたのかということ

もう一つは、なぜ命がけでそんなことをしているのかというところ

 

です。

 

私が引き出さなくても、2人は今までにも絵本を楽しんできているので、

いろいろな場面で

「考えさせて!!」

と積極的です。

 

どうやって2つのビルにロープを張ったか、というところでは席を立ち上がって

身振り手振りの議論になりましたが、

なぜそんな命がけのことをするのか、というところでの議論はクールでした。


なぜそんなバカなことをするのか

 

なぜ命をかけて綱渡りをするのか、

2人の意見は同じでした。

 

「バカじゃない!?」

 

同時に答えたくらいです。

 

ちなみに

「バカじゃない?」

は小中学生が多用する言葉です。

 

私は「バカ」って言葉が嫌いなので使いませんし、

人に使っていい言葉だとも思ってません。

 

でも、読み聞かせの場では言葉や意見の制限はしません。

なぜなら心から自由に意見を交わす場にしているからです。

感じたことを思ったままに表現することをすべて受け入れる場、と決めているのです。

たとえそれが、乱暴な意見だったとしても。

 

 

ここでは、

「うんうん、それで?」

と聞きに徹します。

 

それから、子どもの特性として

こうやって意見を交わすときには

「バカじゃない」、「ムリ」、「わからん」、

といったような否定的・無関心な感情から入ることが多いのです。

 

 

 

「なんでこんなことするんやろ?」ー「なんでだと思う?」

「ムダなことやと思う」ー「どこがムダ?」

「死ぬかもしれへんのに」-「この人は綱渡りで死んでもいいってことかな?」

「みんなに反対されて意地になってるとか」-「反対されると逆にやりたくなるよね」

「でも死ぬくらいならやらへん」-「死んでもいいからやりたいってことかな」

「命がなきゃこのあとの人生、何もできへん」-「なるほど」

「お母さんが悲しむ」-「そうだね」

 

こんなやり取りをしばし続けて、意見をまとめます。

「この綱渡りは、死ぬかもしれないし、死んでしまってはそのあとの人生で何もできなくなるし、

お母さんは悲しむし、バカなこと、ってことだね。君たちならやらないということだね。」

 

「そうそう。バカじゃん、なんでこんなことするんやろ、怖いし。ムリやし。」

 

バカだって言いながら、なかなかこの話題から離れません。

何かひっかかるみたいですが

結局最後まで、意見は変わらなかったのです。

 


 

そして、帰る時になって

ボソっと、

 

「でも、自分らも こういうバカになってたりして・・・。」

「映画観てみようかな・・・。」

 

とつぶやいて帰っていきました。

 

実はこういう時が読み聞かせのおもしろさを改めて感じる瞬間でもあります。

否定だらけだった感情も、受け止めて聞いていると、

強要しなくても違う見方で、物事を見るようになっている、見つけ出そうとしている。

 

私の価値観を押し付けずに、子どもが自分で自分の価値観や感情を引き出し

消化させて、また新しい物事の見方や、物事の側面に気づき出す。

 

1冊の本で、1時間の本読みで、大きな影響や大きな変化がなくても、

素晴らしいと思いませんか。

 

 

「バカじゃない?」なんて言葉を使ってても、読み聞かせではそれを否定しない理由です。

乱暴な言い方をしても、彼らを愛せる所以です。

 

そのうち、綱渡りに命を懸ける男の気持ちがわかる日がくるかも、こないかも。

 

帰りに見送りで外に行ったとき、綱渡りのマネをして楽しそうにしていました・・・(笑)

 

 

 

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  1. 2016年 2月 29日
    トラックバック:大人の読書はコレ
  2. 2016年 4月 16日

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