今回は私のベスト3に入る大好きな絵本の紹介です。
これまでに何回となく子どもと読んできました。
読み聞かせの極意については少しずつこのブログで書いてきているのですが、
私の読み聞かせでは、漢字と追体験がセットです。追体験をさせています。
(追体験とは、本を読んだ後に、その内容に追随する体験をすることを言います。)
このまつぼっくりのお話での追体験は、絵本を読んだ後に
・実際にまつぼっくりを頭に思い起こして絵を描く
・実際のまつぼっくりを手にして観察する
・可能ならまつぼっくりを探しに行く
などして読後も松ぼっくりで楽しめる絵本だと思います。
こうして読み聞かせを深めていけるのは素晴らしいことです!
追体験が、得た知識を深め、興味・関心を深めます。
また、私の読み聞かせは表紙からすでに始まっています。
表紙の絵の中にまつぼっくりを探す、
どんな動物が描かれているかを探してみる。
場所はどこなのか、
これから始まるまつぼっくりのぼうけんとはどんなものなのか、
年齢に合わせて一緒に考えていきます。
この絵本は
5つのまつぼっくりの冒険のお話ですが、
川の流れに身を任せたような冒険です。
それぞれのまつぼっくりたちが、流れ着いた先に自分の居場所を決めていきます。
子どもにすべてを問う必要はないのですが
「ぼうけん」の言葉の意味や
まつぼっくりのぼうけんを自分の人生になぞらえて読んでみる、
自分ならどんな場所に身を置きたいか・・・。
そんなことを考えて読むと
お母さまもより楽しめると思います。
何より、
読み手に意識を持っていると、言葉かけに違いが出てきます。
それは読み聞かせにかぎったことではないと思います。
ちょっとした言葉かけの違いが子どもに蓄積します。
それくらい、お母さんの感性に響いてくれるような素敵な絵本です(^^)
子どもにとっては、誰よりも
お母さんが先生
です。
子どもは誰よりもお母さんから学んでいます。
お母さん先生におススメの一冊です。
また、プレゼントにも素敵な絵本ですよ(^^)
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