このブログでは絵本の紹介だけでなく、塾の講師でもある私の視点からのお話も添えさせていただいています。
今回は中学生になって習う古典が苦手という生徒が大変多いので、その理由を含めて絵本を紹介させていただきます。
なぜ古典が苦手なのか
中学生になると古典の授業がありますが、古典が苦手な生徒は非常に多いです。ほぼ全員に近いくらいの割合です。
ではなぜ古典が苦手なのか、理由はいくつもありますが
3つに分類すると
1 文法が現代文法と違う
2 言葉を知らない・難しい
3 話がおもしろくない
こんなところでしょうか。
この3つが複合しているとさすがに古典に対するモチベーションは非常に低く、もはや日本のことを勉強していると思えないほどです。
私は国語が専門なので古典も教えますが
この問題の根本には、まず時代背景を知っておくことが必須です。
例えば、平安時代の古典は天皇が中心で、それを取り巻く貴族の生活が描かれていることが多い、そして、天皇や貴族はどんなところに住んでいて、どんな服装をしていて、生活の中にどんな行事があったのか、
これだけの生活背景を知っているだけでも、今どの場面のお話なのかという想像はできます。
しかし、それが全く想像すらできないのに、炭櫃(枕草子にでてきます)などが何かなんて、一つ一つ覚えるのも大変なのも想像できますよね。
時代背景は本で触れておく
古典の生活背景などは、昔なら例えば時代劇のドラマなんかを観て自然に身についていたものですが今はそんなドラマを目にする機会もなくなりました。
小学生くらいになったら、歴史漫画や「あさきゆめみし」などの物語漫画すら読まないようです。
でも、やはり、本で親しんでおくのが一番自然に身につく方法ではないかと思います。
今回は、江戸の生活が絵で楽しめる絵本を紹介します。(大人もとても楽しめます!)
非常に細かく描写されており、絵本にしておくのはもったいないほどです。
ぜひおうちに置いていただきたい絵本です。
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一つ手に取ってみたら、子どもも意外に楽しんでくれます。
シリーズもありますので、江戸の商人の様子、問屋のこと、生活小物からたくさん身に付きます!(^^)!
おうちに置いておきたい1冊です!
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