絵本「アナグマさんはごきげんななめ」認めることの大切さ

動物

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幼児教室のルピナスでは、毎回の授業で必ず1冊の絵本を扱っているので、

年間では50冊近くの絵本を扱うことになります。

ボチボチですがその中からおススメの絵本を紹介させて頂いています。

今回はご存知の方もいるかもしれませんが、アナグマさんシリーズからの紹介です。
「アナグマさんはごきげんななめ」という絵本です。

おススメ年齢は5歳くらいからでしょうか。

「アナグマさんシリーズ」はどれも、奥が深く、

心に何かしら、温かいものを残してくれる作品ぞろいなので、

内容が少し難しいと思っても、きっといつまでも愛する絵本になること間違いなしの

永久保存版として本棚に置いてほしいシリーズです。

絵本の内容から

作品の中では、

いつもものわかりのいいアナグマさんが不機嫌です。

その理由が「誰だって、人に認められたい時がある」といった感じでしょうか。

お母さまにはこの気持ち、よくわかるのでは・・・。

お子さまが認めほしいこと、お母さまが認めてほしいことを

もしかしたらお互いに確認できるよい機会になるかもしれません。

感謝の気持ちを言葉や態度で示したり、表現することはとても大切なことであること、

そんなことを感じてもらえるお話ではないかと思います。

「ごきげんななめ」という言葉が難しいと思うので

「機嫌が悪い」例として、

お母さまの機嫌が悪い時、お子さんが悪い時、などをあげてみるといいかもしれません。

でも絵本を読みながら、お母さんが何かを教えようとする必要はありません。

むしろ教えてはいけません。

絵本は読むだけでいいのです。

2回、3回と読むときに

アナグマさんがごきげんがななめの理由を一緒に考えてもいい、その程度にしておくのがいいのです。

絵本を読むたびに考えさせるような質問をしたりしていては

本を楽しむことができなくなってしまいます。

絵本では、仲間がみんなで不機嫌な理由を考えて、

何をしたらアナグマさんが喜んでくれるのか、何をしたのか、が物語になっています。

ルピナスの授業では、お父さんやお母さんに感謝状を作ってみました。

「感謝して!」と強要しなくても、物語から感じてくれると嬉しいですね♪

こちらのブログでシリーズの「わすれられないおくりもの」も紹介しているので

ご参照ください。

贈り物にふさわしい絵本①
この本は、「わすれられない」ということばの深さを考えて読むと素晴らしい気づきを与えてくれる本です。こういった本が子どもにとって「わすれられないおくりもの」になるといいな、と私は思います。

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