乳幼児からの幼児教育②

幼児

脳の成長に合わせた教育がいかに必要かを感じ

「乳幼児からの幼児教育①」、を書きました。

この記事は続きです。

まだの方は前回の記事からどうぞ→

乳幼児からの幼児教育①
成長の順番はプログラム通り!プログラムを知れば脳の成長過程に合わせた年齢に応じた教育ができます。自分から動けないうちは乳児は目の前の世界がすべてです。目の前にものが急に現れたり、急に消えたりするような世界です。そんな乳幼児の世界を知ることで必要なコミュニケーションが分かってきます。

 

脳の3層についてだけはここでも記載しておきます。名称はいいので①②③の順で年齢よって発達すると認識しておいてください。

①爬虫類型の脳(主に、個体維持・種族保存などの生命を維持するために機能するシステムを持つ)

②原始哺乳類型の脳(喜怒哀楽など、感情を生み出すシステムを持つ)

③新哺乳類型の脳(もっとも高度な知的システムを持つ、人間だけの理性や精神をつかさどる)

歩き出すと子どもには危険がいっぱいですが、

体を動かすようになって、転んだら痛い、

物に触れるようになって冷たい熱いなどを知ることで

外界の概念や自分との関係性などを構築していきます。

このことが①や②の脳を活性化させ、発達・機能するのに必須です

過保護にならず、常識の範囲内で体験させてあげましょう。

 

しかし、この概念の蓄積が少なかったとしても、(つまり、なめたり自然との触れ合いが少なく、体を十分に動かしていなくても)

脳には成長の過程が遺伝的にプログラムされており、年齢がくれば、次の成長段階に移行します。

つまり適切な遊びをせずにいると未発達のまま情報を持たずに次の成長段階へ移行してしまいます。

 

そうなると、学ぶべき時期に学ぶべきものを学ばずに

つまり基礎を知らずに応用を学ぶようなことになってしまいます。

 

①や②がしっかり機能して活性化されなければ、

 

アレルギー、大きな理由のない登校拒否や引きこもりという問題にもつながっていくわけです。(①の脳が十分に機能していないために問題を引き起こす)

大人になるほど、③の機能を優先しているので①②は機能低下します。

もちろん大人になっても鍛えることはできますが、

引きこもり状態が起ってからでは解決が難しいでしょう。

 

脳の発達を無視した学習をさせない

しっかり外で遊ばなかった、自然に触れた経験が少ない、となると

この情緒の機能が十分に発達できないまま

成長過程を移行してしまいます。

 

脳の発達を無視した学習などをさせてもいけません。

0歳は①の脳で、生命維持の機能を中心に活性化しています。

1歳以降は②の脳が活性化します。

この2つの脳はだいたい5歳くらいまで使用の中心となっています。

 

1歳以降は、③の脳(大脳)の右脳と左脳の間に脳梁ができ初め

5歳くらいに完成します。

そうなってやっと、右脳と左脳の機能が専門家されていきます。

 

お勉強をさせるにも、体を動かすことより優先してはいけないし

理屈を教え込む必要も全くありません。

理解はできないし、理解はあとからついてくるものなのです

 

大切なのは、理解があとからついてくるように

言葉(語彙、とりあえず名詞)を増やしてあげることです。

言葉かけを多くすることです。

 

だから、私は、まず5歳までは体をしっかり動かして

絵本を読んであげる教育で十分だと思っています。

 

参考文献として、「濱野恵一 脳とテレパシー」という本があります。

ここでの情報や、その他私が学んできたこと、経験などを合わせて今回のブログで紹介しています。

「脳とテレパシー」では脳に関する非常におもしろいエピソードもあるので

また機会をみて紹介したいと思います。

ちなみこちらの本は、テレパシーに関して期待して読むとちょっと違うと思うかもしれませんので追記しておきます。

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