水の三態(水、水蒸気、氷)が物語で身につく科学の絵本
今回は、絵もシャレたポーランド作家によるベストセラー作品のご紹介です。
しずくのぼうけんとは、水がどこからきてどこへ行くのか、そんなことが物語になった科学の絵本でもあります。
そんな水の三態が子どもが親しみやすい「しずく」ちゃんという主人公として描かれているので、
いつの間にか知識が身についているおすすめの本です。
3歳くらいでも、雨水や水道水がどこからきているのか、氷はどうやってできるのか、そんなことをしずくちゃんの冒険を通してなんとなく理解できるようになっています。
幼いうちは理屈を教えても理解できないので、読むことで自然に知識が身につく絵本はおうちに置いておきましょう(^^)
幼児に理屈を教えてはだめ
幼児のうちは理屈は理解できません。
「どうして雨が降るの?」
のような子供の質問に、
小さいうちからちゃんと理屈を教えたいんです!
ということで
「お空が泣いているからだよ」みたいな回答をしたくないというお母様もいますが、
幼児にはまだまだ理屈を理解することは不可能です。
情緒を育んでいる、という気持ちで「泣いているね」でいいでしょう。
物事の理解には、ある程度の語彙量が必要です。
水がポチャンと落ちる時の一滴が「しずく」と知るようになるだけでもすごいことです。
水にも、その場、それぞれの状況で、雫と呼ばれることがあったり、氷も元は水ということに視点が向くきっかけを作ることだけでも素晴らしいことです。
そういった、大人からみれば小さく見えることがやがて大きな歩みになっていきます。
そういうわけで、理屈を教え込む必要のなく知識が身につく絵本は本当におすすめです。
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知識が身につくおすすめの本
今回のような、繰り返し読むだけで知識が身につく絵本はたくさんありますね。
またこちらでも紹介したいと思います。
男の子が好きそうなところで、ダンゴ虫(「ぼく、だんごむし」)のお話もおすすめです。
子どもたちが好きな割には案外生態は知られておらず、じつは昆虫ではなく、エビやカニと同じ甲殻類の仲間である、その固い外皮を作るためにはカルシウム分が必要なので、時折コンクリートを食べている、など。
一緒に感心しながら読めるかもしれないですね(^^)
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図形感覚を養う絵本
図形問題が得意になるには幼児期が肝です。絶対音感のように、幼児期に使用領域が決まってしまうからです。遊びながら図形感覚を養う絵本を紹介しています。
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