幼児から読解力を養うには?

動物

読解力を養うってどういうこと?

皆さんは読解力が大事だ、ということで、早くからお子さんに絵本を読んであげたり、

本好きな子どもになって欲しいという願いを持っていることと思います。

 

でも、「では読解力を養うってどういうこと?」「本を読めば読解力は身につくの?」と改めて考えてみますと、ぼんやりしているところがあるかもしれません。

 

今回は、そのぼんやりをなるべくわかりやすく言語化しますので、再認識してもらい、

お子さんへの絵本選びに役立てていただこうと思います。

読解力ってどんな力?

そもそも、「読解力」とはどんな能力を指すのか。

 

読解力とは、文章の内容(何が書かれているのか、どんな場面どんな状況かなど)を把握する力のことです。

 

読解力がなければ、例えばテストでいうと、問われていることに的確に答えることができません。

何を問われているのかすらわからない、ということはよくあります。読解力がなければ文章そのものの内容を把握する力だけでなく、質問の内容さえよくわからない、ということになります。

 

つまり、国語だけでなく、様々な教科でも何を聞かれ、何を答えるのか、という理解につながる力です。論理的思考の基礎になる力です。

では、幼児からどう読解力を養うのか

読解力とは、文章の内容(何が書かれているのか、どんな場面どんな状況かなど)を把握する力のこと

というのがわかりましたが、ではどうその力を養うのか、となると

 

もちろん、本を読んで、文章に慣れ、語彙(知っている言葉の数)を広めることが重要です。

そして文章を具体的に立体的に思い浮かべることのできる読み方を習慣づけることが何より大切です。

 

読解力のある人は、場面や状況を想像して絵にすることができます。また数学であれば、文章を理解して、やはりそれを図式化することができます。

 

頭の中の空間に、文字ではなく絵や図などに置き換えることができるようになります。

 

これができるようになるためには絵本は最適最強のツールです。

なぜなら、絵本は文字と絵がセットになっているからです。

 

言葉で聞いたり、文字で読んだことがすぐに絵とセットになっているから、自分の知らない(まだ体験していない)ことも絵を見て想像することができます。

 

お子さんの読解力を養うには、どうぞ絵本を活用してください!!

 

 

 

読解力を養う絵本

絵本であるならばどんなものでも読解力を養う手助けをしてくれるでしょう。

 

ですが、あえて意識して取り入れるならば、今回はまずはお母様が絵本のすごさを改めて感じられる絵本を1冊ご紹介したいと思います。

 

 

想像力を働かす絵本

読解力を鍛えるには、想像力を働かせる絵本が最適です。

 

登場人物の関係性を考えたり、今どんな場面かな、次はどうなるかな、ということを子どもが自然に想像してしまうな絵本です。

 

もちろん、こんな想像を働かせるような絵本はたっくさんありますが、今回は、

「ポレポレやまのぼり」という本をご紹介したいと思います。

 

この絵本は、やぎくん、はりねずみくん、ぞうくんの3びきで楽しく山を登り、下りるまでのお話です。
3びきの性格もそれぞれ、あわてんぼう、おちょうしもの、しっかりものと分かれていて、それぞれが山を登っていくとき、頂上についたとき、山の上で寝るとき、などの行動も三者三様。一つの物語の中に、それぞれの登場人物の時間の流れがあり、それを把握するのには実は高い読解力が必要となります。
ですが、そこが絵本のすばらしいところで、「山登りの途中の3びきはどんな感じだったか」「山の上で一番最初に寝てしまったのはだれか」など、直接文章で書かれていないことも、絵を見て理解しイメージすることができます。(絵本ナビより)

この絵本紹介で「絵本ナビ」さんの紹介が素晴らしかったので引用させてもらいましたが、

まさにその通りの、お子さんに、いろんな状況や場面を想像し、働かせ、

物語の情景を思い浮かべながら読むこととはこういうことだとお母様も実感しやすい絵本ではないかと思います。

 

絵も素敵なのでぜひ手に取っていただきたいと思います。

4歳くらいからおススメかと思います。

おまけ

おまけの絵本紹介ですが、

「まつぼっくりのぼうけん」という絵本も、5つのまつぼっくりたちが流されながら、どこに身を置いていくか、なぜその場所を選んだのか、

いろんなことを想像する素晴らしい絵本です。

お子さんにわかりやすいユーモアなどが少し足りないと思うのでおまけにしましたが、

お母様だけでもぜひ手に取ってみていただきたいな、という絵本です(^^)

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