反応が薄い、まだ読み聞かせをしてもわからない!?
お子さんがまだ言葉をわかっていない、読み聞かせをしても反応が少ない、
この状態での読み聞かせに効果はあるのか、について書きたいと思います。
言葉を話す前に吸収した言葉や響きが、個性の形成に影響している
イエス・ノーを使い分けたり(主張)、つたない言葉でも使おうとする頃には、ほとんど自我(個性)は確立しています。
これが何を意味しているかというと、
反応がない(反応が呼応してない)、だからまだ言葉がわかっていない、というのではなく、
その時期は、その時期に浴びた言葉や、言葉が持つ響き(優しさや、怒りなど)が吸収される期間ということです。
よく考えれば当たり前のことです。
言葉を理解したり、身に着けるには、言葉がアウトプットできるまでインプットし続けているからです。
そして、まだ言葉を使い始める前に吸収した言葉や響きが性格(性質)に大きな影響を与えています。
読み聞かせは何歳から?
ゆえに、「読み聞かせは何歳から?」という質問の答えは
「産まれたときから」
となると思います。
むしろ、「胎教」といって、産まれる前からの影響があることで言葉かけや、選ぶ音楽など
お腹に子どもが宿った時点で薦める考え方もあります。
ルピナスにも胎教の先生がいるので、できる限り幼いうちからの読み聞かせを推奨しています。
読み聞かせの効果とは
前の項で書いたことを考えると、読み聞かせの効果は、年齢によって身につけさせたいことが違うために効果も年齢によって考える(狙う)必要があります。
0歳の読み聞かせ
0歳ではまだ読み聞かせは
理解よりもお母さんの声(=愛情)になじむ、そんなイメージでしょうか。
とにかく幼ければ幼いほど、大きな刺激は必要ありません。理解していなくても、本能的に
大きな音、乱暴な響きには恐れを感じるものです。
読み聞かせでなくても、愛情のあるお母様の語り掛けで十分なのですが、台本がないところの語り掛けはお母さんも難しいところがあると思うので、
自然と、声が穏やかで優しく明るくなるような絵本を選んで読むのがおすすめです。
なぜなら、言葉を理解する前にどんな言葉や言葉の持つ響きを浴びたかが、
性格(性質)の形成に非常に重要だからです。
また、赤ちゃんが物を認識できるようになると、単純な形や、色に目を見開いたり反応が少しずつ反応がでるので、果物や動物の絵が描いてあるような絵本ももちろんいいと思います。
0歳の読み聞かせは、オールインプットです。特に大事だと思ってください。
1歳くらいにはもう自分のイエス、ノーが表現できますので、その時には個性のもとがすでに確立されつつあることを忘れないでください。
こちらのブログで紹介した、赤ちゃん研究所の「もいもい」シリーズもおすすめします。
記事はこちら↓
1歳の読み聞かせ
語彙を増やせれば、そのあとの理解が早くなります。
1歳で語彙を増やせることができれば、2歳、3歳での理解力は飛躍的になるでしょう。
語彙と言っても子どもの理解はあとからついてくるので、
物語はもちろんですが、身の回りの果物や、乗り物、生活になじむものなどの語彙も同時に増やすつもりで一緒に指さしながら発音、発声しながら読むのがとてもいいと思います。
またシンプルな感情が表現されているような顔の表情の絵本なんかもいいですね。
子どもが早く自分の感情を表現できる手助けになるでしょう。
あかちゃん研究から生まれた絵本「かお かお ばあ」おすすめです。
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