アメリカの富裕層も日本と同じで名門保育園をめぐる熾烈な戦いがあるということなのですが、
それはさておき、
その名門ではどんな教育が行われているか、は気になるところですよね。
名門と言われているところでは、保育料は200万~330万ということなのですが
軽く低年収世帯を超えてしまう驚くほどの高額です。
しかしそこで行われるのは、読み・音楽・運動などの他に
フランス語の学習や、ディスカッション、プレゼン、アート、ガーデニング、科学の実験、算数ゲームなどがあるようです。
フランス語は、日本で言うところの英語の位置づけだと思います。
このあたりの学習の内容を知って、お子さんの学びの中に取り入れてみるというのもいいかもしれませんね。
ディスカッションやプレゼンのレッスンがあるのはさすがですね。
テーマなどの内容についてまでは明記はなかったので残念ですが、
このあたりの力がないと次の小学校受験が厳しくなるようです。
表現する力は社会に出てから仕事をする上ではもっとも必要な力の一つではないかと思うので
学習としては必須です。
そういったことを考えると、上記は有名保育園の例ですが
教育にお金をかけることができるというのは、
最高の環境の中で、社会に出てから本当の意味で必要な力を養えるということでもあります。
低収入層が集まった学校では、子どもの意識も低く、
勉強することにさほど意味はなく、当然高度な授業を導入することはできません。
日本でも、子どもの意識が低く、勉強することに意味を感じていない層は確実に増えています。
学校の勉強に意味を感じず、何かを求めているならまだいいですが、ただ放棄している状況で過ごす、
ニート、引きこもり、生活保護受給者数の増加は深刻です。
実はアメリカでは、中低所得層の子どもがドリームを見る一つとして
軍人になるといった手段があります。(250人に1人が軍人)
理由は、軍人になると奨学金がもらえる制度があるからです。
つまり、中低所得層は軍隊があるアメリカにとってはなくてはならない層なのです。
日本も、これから生み出される低所得層の行く先はどこなのでしょうか。
読んだことで解決は見出せませんが、自分の教育に対する意識の見直しを持つ機会になります。
この本では受けた教育がどれほどの影響を及ぼすか、ということを感じることができます。
今回は、アメリカの名門保育園から書きましたが、
どんな視点からでもいいと思います。
お母さまが行ってみたい国の教育でもいいと思います。
日本から離れてみると、新しい視野で子どもの教育について考えることができると思います。
グローバル視点での子育てをお考えのお母さま、ぜひご一読ください。
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