子どものおもちゃにはたくさんの種類のものがありますが、
ここでは幼児のおもちゃとしてどんなものが良いか、心に止めておきたいことについて書きたいと思います。
このブログの記事の中で、テレビなどの映像は聞き流しの状態を作り言語の発達を遅らせると書きました。
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これを踏まえると、やはりお母さまやお父さまと反応のやり取りの中で遊べるものがいいでしょう。
一緒にボールを転がす、一緒に積み木で遊ぶ、などです。
インプットがほとんどなので、どんなものもおもちゃであり、遊びであり学びであり、特別なものがなくても公園に行くなど、外界に触れることが最高の経験になります。
とはいっても、いつも外に連れていけるわけではないので、これは心に止めて、時間があればなるべく外の世界に触れさせてあげるといいでしょう。
お家で遊ぶ時には、外で見たものをまた思い出して遊べるものがあるといいと思います。
例えば、電車を見たあとには長方形の積み木を電車に見立てたり、絵を描くなど。
気をつけたいのは、幼いうちはあまりリアルなおもちゃは与えない方がいいということです。
子どもは勝手に想像して遊ぶことができます。頭の中から、今日見た電車を思い出してイメージしながら遊びます。それはリアルでない方がずっと頭を働かせて、想像を高めます。
これが想像力を養う大事なポイントなのです。
覚えてないところは、次に本物の電車を見たときに目に焼き付けようとします。これで観察力も養います。
リアルなおもちゃは、想像する必要性が少なく、実際の電車を観察する必要がなくなります。いつでも家にあるものなら、外への興味を持つことも少なくなります。
何でも、物足りないくらいがいいと思いませんか。次の機会への意欲を高めて積極的になれるでしょう。
おもちゃとしておすすめは何といってもネフスピールです。あの将棋の藤井聡太さんや皇室のお子さんも使っていました。
これほど統合性のとれたものだと想像力も推測力も身につくのではないかと思います。
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外に子どもを連れだすときに、きっと
「これは〇〇だよー。」といった感じで、目についたものや子どもが興味を示したものの名称を教えてあげると思うのですが、
この時に、例えば
鳩がいたら「トリさんだね。」、
スズメがいても「トリさんだね。」
としない方が良いでしょう。
幼いうちはトリが何かという概念がないので、混乱することもあります。わかるものはできるだけ個別の名称で教えてあげる方がいいようです。
段々に羽があるとか、鳩とスズメとの共通点に気づき、飛ぶものが鳥だなとわかってきます。<参考文献 石井勲 「0歳から始める脳内開発」>
(こちら素晴らしい本ですので是非手に取ってください。)
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